避雷針

妄想が多め

生乾き

まだ乾かぬ傷口は物語を終わらせない

細胞にまで持ち主の性格の遺伝がいっているようでなにより

眠る前に隣とおしゃべり、楽しくて眠れない 毎度終わりは不本意に訪れる

でも今回は

細胞が煩くて

私から話を切り上げた

体は正直とよく言うけど

もしかして正直以上かもしれない

とにかく傷は語り足りないらしい

物語に潤いはいらないよ

でも今日だけは許してあげる

1ヶ月後の今頃はちゃんとやわらかでかたい皮膚