避雷針

妄想が多め

俺の女の子

思い出す

日曜の昼

ショッピングモールに出かけて

キッズルームで遊ぶ彼女をただ眺めていた

一通り買い物が済んで

車に乗って帰る時

オレンジ色の微笑みが眠る彼女に降る

明日の決意を密かにする

俺の女の子は

今等しく情熱を分かつ

若い男の子と

俺はその情熱を与えられない

だが彼はできない

チャイルドシートから抱きかかえ

布団の上にそっと下ろす

その行いを

君はずっと俺の女の子だった

これからもそう思わされるのだろう