避雷針

妄想が多め

名前とか所属するところとか所有してるもの

全て含めて取っ払って見えた君の

擦った地面を目でなぞった初夏、砂の白さが背景だった

「星ではなく銀河の空中、大気、つまり星を包む闇だ」

あの頃の言葉を借りるなら

銀河から続く夜の帳

目の前の暗がりは君らしいから

酒気帯び歩行する午前1時半、目の前に君が続く