フィーネ
全休符が続いている
休めて嬉しいと思ったが束の間、耳をすますと誰も音を鳴らしていなかった
皆思い思いの音楽を鳴らしすぎた
不協和音を奏でるしかなかった
あなたの好きな旋律にのらなかった
あなたは休符を続けさせた
もう二度と、誰も鳴らないのかもしれない
五線の鉄格子、その暮らし
7月7日に祈り忘れたリスト(追加するかも)
・怒鳴ることから始めることが正しいと思う人と、そう思わない人で住む世界を分けてほしい
・他人の綺麗の価値を判断することに皆興味を失ってほしい
意思表明
自分には価値を理解できないものにも存在意義があるんだなんて、紅茶の原液の中に牛乳がわけもわからず混じっていく様に似ています。無視することイコール多様性を大事にするにはならないけれど、今のところそうするしかいい場所を作ることはできないのでは、と思うんです。
黙っていられず、介入し、消滅を祈る人の言葉は鋭すぎて聞くに耐えない。彼らと彼らを憎む私の違いは表する形態があからさまか否かでしかなく、互いの説得だけではなく理解した上での沈黙が解決手法であればいいのに。
どんな言葉も勝敗を決めることに屈して見えて吐きそう。そんな世界が楽しいって本気で思っているんですか。
余ることについて
贅沢で敵
自分としては欲しい
余っている人は素敵に見える
即座に笑みを向け
あっという間に
与えられるあるいは
寄生される
助けてください
欠けていることの美学を信じながら余ることへの情欲が溢れている私
トイレ(少し生々しいです)
個室トイレの中で
開けっぴろげにされたままの
使用済みの生理用品
日の丸
あの記号がもたらした過去よりも
このパットの上の記号が語る
見知らぬ誰かも
抱えて生きている
博愛、活力、神聖、純潔
すべて我々は
抱えているものをどう見せびらかすか
考える権利を有する